♪中2っつうのは~
お笑いコンビ、どぶろっくさんが、昔『エンタの神様』で歌っていた曲を、思い出す出来事がありました。
中学2年生の娘を持つ母親が、三者(先生・生徒・保護者)面談に臨んでいました。
先生から『何か気になることはありませんか?』と聞かれたのに、言いそびれてしまったそうです。
最近、娘が百均でアイライナーを買い、眉毛をいじってばっかりいること。
親が止めても聞く耳持たず、まるで能面みたいになってしまっていること。
親は実は嘆くよりも、能面づら見て笑いを堪えていること。
面談は無事に終わりましたが、ある風の強い日の放課後、とうとう発覚。
部活動中、前髪が風になびいてしまったそうです。
『2年〇組〇〇 眉毛ありません』
目撃した先生 → 部活の顧問野先生 → 担任野先生 → 学年主任へ
と超高速で、伝言ゲームかのように悪事は伝わりました。
担任から『明日までに描いてこい!』と叱られたそうです。
そして、その子は眉毛を描くと共に、先生へ提出する連絡帳のようなノートに、『先生、まゆ毛いじってすみません』と書いたとか。
先生からの返事は『いいよ。今だけだから我慢してごらん』。
その子は先生が大好きになったそうです。
『いいよ』というのは言うまでもなく、眉毛いじっていいよ ではなく、反省して謝ったことへの暖かい許しの言葉。
先生から生徒へ、しっかり伝わったようで何よりです。
好きな先生からの言いつけなら、素直に聞けるかもしれません。
どぶろっくさんの歌には、私の記憶が正しければ、『中2というのは眉毛を弄り出す』という趣旨の歌詞がありました。
中1は先輩が怖くて、中3は内申書が怖くて、眉毛を弄れないと、誰かが言っていました。
そのハザマで中2は……可愛いお年頃ですね。
お洒落してみたいという女の子らしい気持ち、微笑ましいです。